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DV(家庭内暴力)

京都・嵐山へ来たのは何年ぶりだろう。8月28日午後、JR嵯峨嵐山駅に降りた。駅前はよく整備されて清潔だ。ここから渡月橋まで徒歩で10分くらい。もっとも外国人観光客で溢れ、付近は雑踏のようで、近づく気になれない。駅の脇の喫茶店でKさんに会った。20年ほど前、DV(家庭内暴力)についての書を上梓した。

彼女は神戸大学を出て大阪のテレビ局入りし、ボロボロになって辞め、ニューヨーク大学に留学した。修士号を取得してそのまま在ニューヨークの邦字紙の記者となった。当時、O.J.シンプソン事件(1994年)が全米の話題となり、初めてDV(ドメスティック・バイオレンス)がマスコミをにぎわかせた。

O.J.シンプソンは人気のプロ・フットボール選手で世界的に有名なスターだった。彼の妻が殺されたことでO.J.シンプソンは逮捕され、その裁判が注目された。同時に家庭内で暴力が振るわれていたことが話題となって、DVが社会問題となった。

彼女は『家庭が壊れてゆく』という本を贈呈してくれたが、その後、帰国して執筆活動に入った。『夫が怖くてたまらない』(ディスカヴァー携書)、『子どもをいじめるな』(文春新書)など家庭内の暴力について出版、女の生き方、働き方について発言してきた。

その彼女が言う。DVは20年経っても無くならない、という。DV防止法はできたが、普通の社会はあまり変わらないそうだ。

ぼくは、ある人物の評伝を書くつもりで取材を始めたが、予期せぬところでDV問題にぶつかる。取材を進めてゆくと深刻な事情が分かってきた。表面には出てこないが、家庭内で不本意な暴力で子供たちと父親が対立している。それが会社経営に深刻なダメージを与えること必至な情勢なのである。

人間は他人には言えない悩みを抱いている。人生を追いかけているとそれが見え隠れする。表面は何ともないはずだが、事実は生命を脅かすほど事態が回復不能の如く進行している。彼女の話を聞きながら日本中の家庭で日常起きている「暴力」は根強く人々の安全を脅かせている。

ガンと似ているな、DVは。

 


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北岡和義事務所

神奈川県茅ケ崎市在住

E-mail: kazuyoshi.kitaoka@gmail.com

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