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老いては子に従え

12月17日14:00東京駅発新幹線「のぞみ231号」に乗る。ことし最後の大阪通院だ。「のぞみ」に乗るのは初めて。LAから帰国するときはJRパスを買って旅費をセーブしていた。このパスはなぜか「のぞみ」に乗れない。どうもJRのビジネスマン最優先思想が気に入らない。外国からの観光客こそ乗っていただき、宣伝してもらえばいいのに。

2006年8月、帰国してジパング・クラブに入った。高齢者向けサービスの会員制で、これに入ると全国どこへ行っても新幹線でも30%も安くなる。だがこの格安制度も「のぞみ」に乗れない。ぼくは帰国当初、熱海、三島でよく新幹線を使ったから東京、品川、新横浜~名古屋ノンストップの「のぞみ」は使えない。

ということで今日が初乗り。確かにメチャ早い。東京~名古屋が1時間40分だった。ぼくの学生時代、夜行で6時間くらいかかった。東京へ行くことは今のアメリカへ行くより遠い存在だった。

それにしても1年も東京~大阪間を大学病院へ通院する年となるとは考えも及ばなかった。しかもぼくが現在、大学病院で受けている治験治療は、今年のノーベル医学・生理学賞に輝いた本庶佑博士の発見した物質を阻害する新薬の投与を受けているのである。

敢えて縁を言えば本庶博士の京大の同期生がぼくの高校時代の親友中の親友だった。「本庶君」と呼ぶ仲だ。本庶博士は人体の免疫を阻害するタンパク質「PD-1」を見つけ、その発見がガンの免疫療法に画期的成果を及ぼすことが分かった。現在、医学界はガン治療で外科的切除、放射線で焼く、抗ガン剤などから「免疫療法」へ軸足を移しつつあるそうだ。

12月3~4日、茅ヶ崎市から東京の下町へ引っ越した。息子の強い勧めに従ったのである。新居は江戸時代、洲崎遊郭があったところで、公娼制度廃止により労働者のアパートに転換、その後、東京駅が近いことがあって、マンションが立ち並んだ。今も2,3軒新築中だ。

永代通りを外れたら緑地帯があり、静かな住宅街が広がるが、その街中に居酒屋が散在する。東京都心ではちょっと珍しい光景である。しかも銭湯が徒歩数分で2軒もある。区役所の長寿世代向けサービスで、460円の銭湯代が200円で済む。お湯に入って同じ町内で一杯やり、そのまま部屋に戻って寝ることができる。

明後日、大阪から戻った翌日、敬愛する古い友人とネットワークTVの政治部長だったジャーナリストが二人で訪ねてくれる。嬉しい時間だ。引っ越しの片づけはなかなか終わらないが、引っ越して正解だったと考えている。「老いては子に従え」か。

 

北岡和義事務所

神奈川県茅ケ崎市在住

E-mail: kazuyoshi.kitaoka@gmail.com

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