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発信4号

発信4号

しばらくご無沙汰していました。相変わらず隔週で大阪へ通院しています。

6月20日の定期検診ではガンはほとんど消えました。ただ一つだけ小さく残っています。昨年12月9日初めて肝臓にガンが見つかった時、「北さん、ステージ4だよ」と言われてキョトンとした時から半年。「末期がんで余命3~6か月」と脅かされたけど、大阪で治験治療を始めて4か月で10個近くあったガンがほぼ消滅したという事実は驚異的と言えるでしょう。

お陰でぼくは元気で生きています。ただ抗ガン剤に苦労していますが、これがいつまでつづくのか。友人の医者は「(抗ガン剤は)最低でも半年(飲み続ける)」と言っていますから8月までは我慢するしかないか、と観念しています。

この間、ガンについて多くを学びました。患者としてもジャーナリストとしても実に面白い。わくわくします。『週刊ニューヨーク生活』という在米の週刊邦字新聞で<ガン共存の人間学>という連載を始めました。もう3回書きました。ご興味ある方には添付ファイルで送ります。メールください。(もっともこのブログに書いていることの再録のような原稿ですが)

ガンは知れば知るほど奥深く、分からないことが多い、不気味な病気です。東京理科大学薬学部・田沼靖一教授の『ヒトはどうして死ぬのか 死の遺伝子の謎』(幻冬舎新書)によると死の因子「アポトーシス」により細胞は死に、そして新しい細胞が新生するのだそうです。

最近、奇縁で田沼教授を個人的に知る機会があり、昨夜も会食したのですが、話が面白くて面白くて、これもガンになったお陰か、と妙なことに感心しています。人間は60兆個(田沼教授によれば40兆個)の細胞からできており、遺伝子とは細胞にある臓器の設計図で「鼻」や「目」や「肝臓」や「皮膚」が形成される。なんだかお伽噺のような感じ。

そしてもっとも重要なのが「アポトーシス」という「死」の遺伝子なのです。ところがこの「死の遺伝子」の機能が壊れ、どんどん異常増殖するのがガンなのです。アポトーシスの機能が解明されればガンは治る、ということになるのでしょう。

ノーベル医学生理学賞に輝いた京都大学の山中伸弥教授は、受胎児が母親の胎内で発生する胎児の最初期の細胞を万能細胞(どんな臓器にでもなりうる)と呼び、それを人工的に創ることに成功したというのだけど、だからと言ってすぐ、心臓や肝臓の細胞が人工的に創れるわけではない。そこがよく一般には理解されていません。メディアの不勉強とでも言いますか。

小保方晴子さんの論文スキャンダルは理研の勇み足のような事象ではないか。医学界もドロドロした裏面での暗闘が激化しているのでしょう。

相撲界の日馬富士の暴行事件や日大のアメフト・違法タックルも同じ地平でしょうか。

ぼくが若い記者だった時、札幌医大で心臓移植が行われ(1968年8月8日)、大騒ぎしたことを想い出しています。執刀者の和田寿郎教授はやる気満々の優秀な医学者でしたが、自己顕示欲が強すぎ、つまらんことを言い過ぎた。それで殺人罪で告発され、起訴はされなかったものの「栄光の医師」から「疑惑の医師」へ転落したのです。

なんだか安倍晋三に似ているなあ、というのが実感です。権力の座に座る者や時代の先駆者はウソを言ってはいけない。トップが平気でウソをつくと社会全体が腐る。今の日本は腐敗しかけているようにぼくには思えます。

禁酒法が発効したら酒の飲量が増え、闇酒(密造酒は「ムーン・シャイン」という素敵なニックネームがついたのですよ)、ギャングが大手を振って街を支配し賄賂をばら撒いた。フランシス・コッポラ監督描く映画「ゴッド・ファーザー」の世界です。

そして・・・アメリカ国民が「法」なんて守らなくていいんだと思い始め、社会全体が腐食し始めた。フランクリン・ルーズベルト大統領は禁酒派でしたが、民主主義の危機を感じて禁酒法の廃止に踏み切ったのです。これは『静岡新聞』の「時評」というコラムに書きました。

本ホームページのブログも読んでくださいね。

発信3号

児島隆也の『ガン病棟九十九日』をコメントしました。医療技術は驚異的な進化を見せていながら患者の視線で見ると40数年前とほとんど変わっていません。医学はガンを克服できるのでしょうか。

多分、ガンのプロは言うでしょう。「分かりません」

発信2号

ここは北岡和義公式ホームページ(HP)です。これまでブログで書いてきましたが、今後はHPを充実させてゆきます。ブログに書いてきたことをこちらのHPに移します。このHPをご覧ください

 

発信1号

ブログ「ガンと生きる」を「ガンと生きる 北岡和義残命録」と改名しました

ぼくのガン対応を具体的に書いて、その様子が分かるようにしています。

メニューの「ガンと生きる」をクリックしてください。

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北岡和義事務所

神奈川県茅ケ崎市在住

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